巷でのお花見シーズンは終了しましたが、お山ではまだ桜が楽しめるとのことで棒ノ折山の山頂でお花見を楽しんできました。
棒ノ折山は棒ノ峰とも呼ばれ、東京都西多摩郡奥多摩町と埼玉県飯能市との境にある標高969mの山で奥多摩と奥武蔵の山域の境にあります。
今回は白谷沢登山口~滝ノ平尾根を周回するコースを選択しました。
このコースのオススメPoint
駐車場とバス停のある日帰り入浴施設「さわらびの湯」から有間ダムを越えて白谷沢登山口を少し歩くと清流が足元を流れる沢歩き、迫力あるゴルジュ帯の通過や岩場と鎖場歩き、心臓破りの急登など変化に富んだ登山道を山頂まで2時間30分程度でお手軽に楽しむことができます。
山頂からは武甲山、伊豆ヶ岳、天覧山などの埼玉の山や赤城山や武尊山など群馬の山、日光白根山や男体山などの日光連山を眺めることができます。
山頂は広く平らで四阿やテーブルベンチなどがあり、ご飯を食べたり昼寝をしたり、ゆっくり過ごすことができます。
そしてこの時期は桜の花が咲いているので山頂でお花見を楽しむことができます。
有間ダムを渡って登山口へ向かいます
ダムを越えてからいくつか駐車スペースがあります。登山口にも駐車スペースがありますがゲートが閉まることを考えるとピストンルートで利用することが適していそうです。
白谷沢登山口 登山ポストあり トイレなし
すぐに沢が出てくる
沢歩き
迫力あるゴルジュ帯
岩茸石
ゴンジリ峠でひと休み
息が上がらないようにゆっくり登って
山頂に着きました
立派な桜です
四阿もあります
写真映えしませんね、おしるこ
注意するPoint
このコースでは白谷沢を登り、滝の平尾根を下るので沢歩きと木の根っこに注意して歩けば初心者でも危ない場所はないです。
ただ登りの沢は道迷い遭難をしやすい代表的なパターンなので注意しましょう。
登りの沢は石や岩を乗り越えたり、飛び石伝いに沢を渡りながら登ることが多く、登山道の傾斜を感じにくいのが特徴です。気づいた時には自分が想像していた以上に山深いところまで入ってしまっているということがあるので注意しましょう。実際に棒ノ折山でも道迷い遭難事故がありました。
反対周りやピストンコースだと白谷沢を下ることになるので、濡れている大小様々な大きさの岩や石が転がっていて不安定で滑りやすく危ない場所もあるかと思います。実際、登りですれ違った登山者のうち何人かは「降りる場所が分からない」と言って後ろ向きで止まっていました。
コースを外れないように注意しましょう
足元に注意して歩きましょう
日程
2023年4月11日(火) 晴れ
この日の山頂は20℃と暖かく微風でゆっくり過ごすことができました
登山コース
参考コースタイム 3時間45分
さわらびの湯駐車場10分~有間ダム20分~白谷沢登山口~岩茸石80分~ゴンジリ峠9分~棒ノ折山山頂6分~ゴンジリ峠~岩茸石~100分さわらびの湯駐車場
アクセス
[クルマの場合]
首都圏中央連絡自動車道の青梅ICから県道221号経由で、さわらびの湯駐車場まで35分、21km
駐車場:さわらびの湯第3駐車場 無料 24時間出入り可能 普通車40台
さわらびの湯第3駐車場
[公共交通機関の場合]
電車で西武池袋線「飯能駅」またはJR八高線 「東飯能駅」から国際興業バスを利用してノーラ名栗・さわらびの湯経由湯の沢行きに乗り「ノーラ名栗・さわらびの湯」で降ります。 バスの片道所要時間は40分程度で670円です。 行きも帰りも、この路線を使います。
登山口
【白谷沢登山口】
さわらびの湯駐車場・バス停から有馬ダムを越えて30分弱歩くと白谷沢登山口です。
- 駐車スペースあり
- トイレなし
- 登山ポストあり
白谷沢登山口
下山後の温泉&ごはん
[さわらびの湯]
飯能産の木材を用いた木「西川材」の香が心地よい日帰り入浴施設です。登山後すぐに入浴できるのが嬉しいです。今回は車で行きましたがバスの時間に合わせることで待ち時間も退屈することがなくなります。
- 営業日 定休日第1・3水曜日(祝祭日の場合は翌週の水曜日)
- 営業時間 10 : 00 ~ 18 : 00 GW・夏休み10:00~19:00
- 入浴料 800円(税込み)
- 支払い方法現金のみ
駐車場の手前にあるノーラ名栗内にあるカフェです。
名栗名物「名栗まんじゅう」が売ってます。
営業時間 10 : 00 ~ 18 : 00 ※10/1~3/31の冬季営業終了時間は17:00
棒ノ折山 お花見登山 まとめ
- 山頂が広く四阿やテーブルベンチがあるので、ご飯を食べたり、昼寝したり、ゆっくり過ごすことができる。
- 山頂に見事な桜が咲いているのでお花見を楽しむことができる。
- 岩場や沢歩きを楽しむことができる。
- 下山後は運転したりバスに乗ったりせず直ぐに温泉に入ることができる。
短いながらも変化に富んだ登山道は楽しみがいっぱい詰まっていますよ~♪
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