瑞牆山は奥秩父山域の最西部にある標高2,230mの山で、日本百名山の一つです。花崗岩で形成された特徴的な山容で、山頂からは八ヶ岳や南アルプスを近くに望むことができます。
このコースのオススメPoint
今回は弘法大師が梵字で彫ったとされるカンマンボロン(「大日如来・不動明王」という意味)の奇岩を経由して山頂を踏むルートを辿ります。別名、パノラマコースと呼ばれており、一部、山と高原地図、YAMAPには掲載されいてないルートを歩きますが、近年は登山道の整備が進んでおり、密かに人気が出てきているルートです。
この時期はシャクナゲをはじめたくさんの花を楽しむことができました。
一般登山道に出てから山頂までは登山者で混み合っていましたが、このルートでは殆ど人に会うことはなく静かに歩くことができました。
あっ、今回はお友達と8名で登ったので賑やかでした。
北側の樹林を除けば眺望が抜群で山頂からは富士山をはじめ南アルプスや中央アルプス、八ヶ岳、近場では金峰山や小川山などを眺めることができます。
山頂は広いので、ご飯を食べたり昼寝をしたり、ゆっくり過ごすことができます。
みずがき山自然公園キャンプ場より瑞牆山を望む
駐車場から出発します
登山口です
最初はゆるやかな樹林を歩いて行きます
花を楽しみながら歩くことができます
シャクナゲがたくさん咲いていました
イワカガミ
キバナノコマノツメ スミレの仲間
クモイコザクラ
コミヤマカタバミ
ギョリンソウ
クヌギタケ属?きのこは種類がたくさんあって難しいですね。
お花を堪能しながら歩きました
急な登りもありました
素敵な場所で休憩です
岩の間から八ヶ岳が見えます
ここに登ったら怖かったです
カンマンボロンまでもう少しです
この岩の間を抜けるとカンマンボロンです
カンマンボロンです
カンマンボロンから割とすぐに一般登山道に合流します
一般登山道合流後は急登です
急登を終えて振り返ると富士山が見えます
あと少しで山頂です
山頂に到着しました
今日は天気が良いので眺望が期待できそうです
日本百名山です
富士山と金峰山
富士山もきれいに見えました
大ヤスリ岩の向こうに南アルプスと中央アルプスの山々、右手に八ヶ岳の山々が見えます
高度感ありますね
落ちないように気をつけましょう
ここに来ると毎回やってしまいますね
不動の滝ルートで下山します
夫婦岩
支えている間に、つっかえ棒を設置しています
たしかに冷たい風が出ていました
不動の滝で休憩しました
注意するPoint
近年、登山道は整備されてきていますがバリエーションルートなので気をつけて歩きましょう。
登山口から1時間30分ほど歩くとカンマンボロンですが、道が分かりずらいのでカンマンボロンに近づいたら、こまめにルートを確認したほうが良いでしょう。
山頂は眺めも良くある程度の広さがあり、ゆっくり過ごすことができますが柵などはないので端まで行く際は転落に十分注意してください。
ここを抜けるとカンマンボロン!かなり狭いですが、実際は体の大きな方でも通過できます
落ちそうで怖いですね、転落に注意しましょう
日程
2023年5月28日(日) 晴れ
この日の山頂は日差しが強く暑いくらいでしたので山頂にある樹林でご飯を食べました
登山コース
歩行距離 7.5km
歩行時間5時間30分前後(休憩含めず)
累積標高差 1000m程度
参考コースタイム 5時間20分
みずがき山自然公園キャンプ場駐車場~200分~瑞牆山~60分~不動の滝~60分~みずがき山自然公園キャンプ場駐車場
アクセス
[クルマの場合]
関越自動車道川越ICからみずがき山自然公園キャンプ場駐車場まではおよそ2時間20分 170km
中央自動車道の須玉ICで中央自動車道を降り、須玉IC出口を国道141号で武川/白州方面に向かって進み県道604号、県道601号増富ラジウムラインに入り県道23号と進み県道610号クリスタルラインを須玉町小尾の目的地まで進むと、みずがき山自然公園キャンプ場駐車場。
駐車場:みずがき山自然公園キャンプ場駐車場 無料 24時間出入り可能 普通車110台 トイレあり
林道終点にも15台程の駐車スペースがあります。みずがき山自然公園から林道終点まで徒歩30分です。
※冬期(12月上旬~4月下旬)は県営林道みずがき線が閉鎖され、みずがき山自然公園まで行くことはできません。
みずがき山自然公園キャンプ場駐車場 約110台駐車可能ですが9時到着で満車でした
トイレと売店があります
[公共交通機関利用の場合]
季節運行される登山バスは瑞牆山荘止まりなので、みずがき山自然公園へはマイカーかタクシーでの移動となります。
登山口
【 みずがき山自然公園登山口】
瑞牆山荘側の登山口から入山する登山者が一番多いと思いますが、カンマンボロンルートは、みずがき山自然公園キャンプ場から舗装路を数分歩いたところに登山口があります。
- トイレあり(みずがき山自然公園キャンプ場管理棟内)
- 登山ポストなし
案内板が倒れていました
下山後の温泉
今回も皆さんの都合が合わず温泉&ご飯は無しでした。
以前、富士見平小屋テント場に泊まって金峰山と瑞牆山に登った帰りに立ち寄った「天然美肌温泉クララの湯」をご紹介しておきます。
クララの湯は一面ガラス張りになっており入浴しながら、雄大な南アルプスの山々を見ることができるので、おすすめです。
- 営業日 無休(1~3月は火曜が定休日)
- 営業時間 12~20時(受付は~19時)
- 入浴料 大人820円、小学生420円、小学生未満無料(税込み)
出典 公益社団法人やまなし観光推進機構 南アルプスが大きいです!
カンマンボロンルート 瑞牆山 まとめ
- 貴重なカンマンボロンを見ることができる
- 他の登山者に会うことが少ないので静かな山歩きができる
- 山頂からは富士山や金峰山、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳などを眺めることができる
- 山頂は広いのでゆっくり過ごすことができる
- シャクナゲなどの花を楽しみながら歩くことができる
- カンマンボロンは見つけにくいので地図で確認しながら探す
カンマンボロンやたくさんの花を堪能できるコースですよ~♪
登山地図の携行も忘れずに!
日帰りで登山できる山ですが、ルートを事前に確認した上で地図を携行しましょう
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